食品残渣減容脱水機 シボレッターⅡの特長

従来の脱水減容機では、脱水濾過部外筒にメッシュ金網や多孔板、棒状スリット等を使用しており、いずれも間欠的な多数の微細孔や微細隙間で構成されているため、目詰まりを起こしやすく連続運転の大きな支障となっています。
これは脱水圧搾時に生ずる油分や柔軟物質（グリース上・糊上）が微細目や隙間に入り込み、そこに雑芥等が付着したり突き刺さるためです。また、濾過部内外の清掃も簡単にできるものがなく、衛生面でも問題となっています。

シボレッターⅡは、水を含んだ残飯、多汁ゴミ類から抽出後の緑茶葉、紅茶粕まで絞り機として用途は多様です。

脱水濾過部に従来の多孔板、金網、スリットなどを使用しない独自の可変圧縮スクリューによって圧縮脱水するとともに、運転中は常に「掻取チップ」が反復移動し目詰まりをセルフクリーニングしているので、効率的な連続操業を続けることができます。
また、モーターの回転音のみですので、振動、騒音が全くありません。

運転終了時の点検清掃の際は、圧縮室のケースをワンタッチで半割状態で開閉できますので、内部を簡単に完全清掃することができます。
設置スペースをとらず、既設のラインにも簡単に組み込めますし、構造が簡単で、保守点検が容易なので手間もかかりません。

衛生面を最大限に考慮した構造となっています。

ホッパーに投入された残渣は、電動機(A) を介して回転する移送スクリューにより圧縮室に移送され、可変圧縮スクリューによって圧縮脱水されます。
その際に、水分は複数の無端透隙から集水槽に排出され、脱水減容された残渣は出口より連続的に取り出されます。

一方、無端透隙内には複数の掻取りチップが外部から差し込まれており、電動機(B) によって掻取りチップが連続的に反復移動を行うことで、無端透隙内に残渣が滞留することなく常にクリーニングされます。
よって目詰まりの心配は皆無ですので連続投入、連続運転が出来ます。
また、脱水残渣出口端面の背圧板や回転数を調整することによって脱水圧力を任意に選定することができます。

圧縮室のケーシング上部は、ワンタッチで半割状態で開閉できますので、運転終了時の点検清掃は簡単に行えます。

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